”本来的”在来工法

和モダン現場は屋根に野地板を葺いてこの様子。

これから、防水のルーフィングシートを張り、ガルバリウム鋼板にて屋根を葺きます。

ところで今日は先日の続き、柱梁の継手や仕口を紹介。

ちょっと解りづらいですが...

こちらは建物頂部の棟木、登り梁を左右に受ける曲応力の大きい部分なので追掛け大栓継ぎ。

下の写真、桁と登り梁は転び防止と水平応力による変形に備えて渡りあご掛け。


背7寸の梁が連続して並ぶ姿は圧巻。

大工の技量や経験に、大きく性能が左右されるこれら継手・仕口の加工は在来工法の肝。

ところで、前回のブログであえて在来工法の前に”本来的”という言葉をつけてプレカットと区別したのには理由が...

現在、建築基準法では軸組接合部を金物で補強する事を義務としています。しかし、この法律は在来工法の接合部が脆弱だから補強しなさい...という旨のものではありません。

戦後の住宅需要増大に応え高い生産性が求められる中、軸組接合部の加工も機械(プレカット)へとシフトしました。機械加工はスピードには優れるものの、性質や個体差へ配慮などの大工職能範囲が省かれており、当然ながら接合性能が劣ります。度々の大地震の際、露呈するこの性能不足に、国民の財産を保護する目的で先述の接合部金物補強が法制化されたというのが実際。

.....そう、つまりは継手仕口がきちんと性能を備えていれば基本的には金物何ぞはなくても成立するのが本来の在来工法なのです。

金物ありきのプレカットも、金物何ぞなくともの手加工も、同じ在来工法に分類するのはちと?


ということで ”本来的在来工法” にて現場は進行中。



ではまた
Seeyouかわいい

筆者:アーキラボアイfacebook


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