ハレの日....続き

12月16..の続き。

建方ば古より、計画が持ち上がってから様々な苦労や難題を乗り越え、ようやく建物の姿が目の前に現れるいわゆる ”ハレの日”。

しっかりとした基礎構造体の上に鉄骨躯体が立上り、むき出しとなっている中央保育園建築工事の現場。

これまで行なってきた施工図チェックや鉄骨工場での検査指示内容、建方精度などを最終確認するのが建方検査。

こちらは柱がきちんと垂直に立てられているかを下げふりと差し金で確認している様子。


溶接箇所や接合部なども目視で図面照合を行います。

鉄骨造の場合、柱や梁など各部材は工場で製作され現場へと搬入されます。
現場では分割製作されたパーツを、HTB(ハイテンションボルト)などを用い、接合しながら全体を構築していくわけですが、設計図書性能をしっかりと発揮させるにはその接合部が非常に重要。

座金、ボルト、ピンテールの破断状況などから所定の方法、本数で施工がなされた事を確認。

以前ブログで紹介の通り、材料や部材の形状・寸法・継ぎ手位置・仕口などを工場にて、抜き取り検査を行なっていますが改めて建物全体をまわり、それらも再確認。


もろもろの確認を終了し、設計図通り鉄骨の建方がなされた事を確認したら柱脚ベース下に無収縮モルタルを充填することで建物は基礎構造体と一体化します。

様子は後ほど

ではまた
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灯台下明るし

建方も終わり、鉄骨躯体が所定の設計性能を発揮できる事を確認したら次がこれ。

柱脚下部に取り付けられたベースプレートと基礎構造体下部の隙間を埋め、圧縮応力を伝達させる無収縮モルタルの充填。
まずは材料が所定の配合、練り混ぜが行なわれている事を確認。

計量バケツで水量を確かめ、


規定量のグラウト(無収縮モルタル)と併せて攪拌します。






グラウト材は固まるのが早い為、水と併せて攪拌を始めたらあとは時間との勝負。


グラウトを流し込む漏斗をセットし、

可使時間内に柱脚へと流し込みます。

一回の作業に使いきれる必要量のみ作成していくことが重要。




ベースプレート隅に設けられた丸穴すべてから、注入したグラウトがあふれ出すまで充填し、基礎と鉄骨ベースの隙間への充填が確実に行なわれたことを確認します。


と話は変わりこちら

ここ、秋田県由利本荘市の中央保育園建築工事は本体が鉄骨ですが乳児室部分はRC壁式構造。
円形の床スラブ配筋がちょうど終わり、併せてスラブ配筋を検査。


鉄筋のメンバー、ピッチ、スペーサー個数、かぶりなどを目視確認。


設備配管をよける為、ピッチが広がっていた部分もその場で確実に修正。


磐石整えて明日はコンクリートの打設。


最後に、建方がおわるとついつい上物ばかり目がいきがちですが、建物の足元(柱脚まわり)は重要。

灯台下暗しならず、下明るし。


ではまた
Seeyouかわいい

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いよいよ上物

先日の鉄骨建方写真に写っていましたが、
ここ中央保育園では、外周基礎部分をすっきりとしたデザインとするため、鉄骨柱脚部ベースプレートを地盤面下として設計しています。
そのため 1Fスラブ(床版)は後打ち。

この日はその配筋検査。

鉄筋下部に見えるのは断熱材。設計図に記した範囲にきちんと断熱材が施工された事を確認しながら配筋を検査。
配筋検査の様子は以前に紹介しましたので、割愛。

とここで内部の見せ場。
1階遊戯室の中央に設けた窪みを紹介。

園児が楽しく遊べる居場所造りの為に階段状にへこむ床。
普段は移動式のステージを収納する事で平坦な床としての利用も可能な様に、嵌めこみ家具と併せてデザイン。
以前、設計段階にブログで紹介した ”建築と一体になる家具” です。

出来上がりが楽しみ。

つづいて外観の見せ場。

まだ、下地となる胴縁がむき出しですが、この建物は、単に外壁材をパタラッツと張ってしまうのではなく、柱型・梁型に出っ張り引っ込みを段階的に設け、楽しげで保育園らしさを大切にした意匠としています。


そのため胴縁も仕上がり面に併せて出たり入ったりと複雑。
鉄骨屋さんの苦労と、腕が光ります。


外壁に包まれてしまいますが、隠れてしまう部分の努力は、見え掛かりに等しく重要。



細かな配慮の行き届く、子供たちの夢の園舎完成に向け、現場も監理も一体に夜遅くまで工事打ち合わせ。

ではまた
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冬支度

建方が終わり、各業種の職人さんたちで現場もあわただしく。
師走の現在、外壁面にサッシ取り付けの真っ最中。

外壁が張られていないの為、要塞のようなおもむき。

別棟乳児室もコンクリート打設用の型枠が立上り、計画ボリュームがあらわに。

屋内では雨掛かりとならない部分の施工も同時に進行中。

空調機器類の吊りこみ


コンセント、スイッチボックス類の設置など、保育所用途に合わせ細かに設定した位置、高さに据付。


建築、設備があわただしくも、スムーズに連携しつつ施工。


天井にはインサートから全ねじ(天井と機器類を吊り下げるのが目的)が下げられ、現場発泡ウレタン(断熱材)が吹かれます。


壁周りと断熱補強部分は後施工。


吹き抜け空間に組まれた足場は、上部施工を行なう為の工事上下動線。

ところで、ここ中央保育園では、子供たちが認識し易いプリミティブなカタチ、丸・三角・四角を用い、シンプルにそれらを構成する手法でデザインを行なっています。

この外壁胴縁には、その一つ、丸窓が嵌り、周辺地域から、また子供たちからも互いを感じることが出来る計画。

2階保育室からの乳児室の眺め。


こちらも円形外壁が四角の箱にはまり込む意匠。

上部の吹き抜けには三角のガラス屋根が載ります。


現場も年内に外壁周りを終えるため、総力を挙げての施工。

師走の冬支度。


それでは
Seeyou[:かわいい:]


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神が宿るかな?

新年初めて監理でやってきた現場は、内外装工事の真っ只中。

ここ中央保育園では、コストパフォーマンスと施工スピード、時期を考慮し、外壁に住宅用サイディングを採用。

由利本荘市に立地、つまりは塩害地域であるため、中でも窯業系サイディングとしています。

ただ、チョッと軽く、安ッぽっく見えてしまいがちな材料である事も事実。

ですので今回はチョッと一工夫。

サイディングの中でも素材の表情が豊かな製品を採用しつつ、
さらにエッジの処理(建物の柱部出隅)を意匠的に配慮。

柱がコの字に建物立面に現れるように、外壁面に凹凸を持たせてあるこの建物ですが、更にその柱型の墨にはアルミ製の見切りが周ります。

建物の隅やエッジの処理の仕方でその印象は大きく変化します。

”折り目正しい”

と日本語では表現されますが、洋服や着物の襟や折り目がきちんとしていると、何故か人柄まできっちりしているように感じるのと同じく、建築も出墨や入墨が奇麗な建物は、何処となく丹精で美しく見えます。

設計屋の腕の見せ場、ディテ−ルに神が宿るかな?

と建築ばかり紹介してきましたが建物は柱や梁、屋根、床ばかりではありません。
次回はいずれ隠れてしまう部分の施工状況を紹介。

ではまた
Seeyouかわいい


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JUGEMテーマ:建築/旅
 

ぞうもつ

建築物にはやがて隠れてしまうが、暮らしに重要な役割を担う部分が数々。

人の体でたとえるなら柱や梁は骨格、外壁は皮膚ですが、今日は天井や床下など陰に隠れる部分、血管や内臓のごとく機能を支える設備を紹介。

こちらは温水式床暖房の埋設配管敷設の状況。
 
白く細長く写真上下に流れているのがそれ。
管中を暖温水が流れ床を暖めます。

いわば血管。

コンクリート埋設される前に、配管に問題が無い事を確認する圧力をかけテストします。



続いてこちらはエアコンの取り付け壁。
空間にとってつけたように壁掛けエアコンが目立たぬよう壁を凹ませています。

噴出し口の角度にあわせ干渉を無くすと同時に、埃ダマリと成ら無いように下部は斜め。

こちらは排泄物を公共下水道へと導く小腸のような汚水配管設備。


続いて、こちらはシャワーブースユニット。

上部には換気ダクト、下部は排水、給水管などが接続されます。

最後は立ち入り禁止柵内側で行なわれるEV工事。

建築工事では当然、様々な危険が伴います。中でも命に関わる大事故となるのが高所からの落下、EV昇降路と解っていてもふとした油断で事故は起こります。

事故を未然に防ぐ為に落下の危険性がある場所には柵を設けるなど配慮は必然。
人命を守る事は当たり前に最優先、建物竣工の為に人柱...なんて話は誰にとっても気持ちのよい話ではありません。


着々と安全に施工が進みます。

他に天井裏の延焼を防ぐ区画など、隠れてしまうが人命を守る重要な ”臓物” の施工は急ピッチに進みます。


おまけに移動式間仕切りの天井内レール。




コンクリートの強度発現を待ちつつ型枠を支える支保構も

夜もふけ、闇夜に木立の赴き。

ではまた
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やっとこさ

ここまで建物中身の鉄骨やコンクリート、設備を紹介してきましたが、竣工も近づきいよいよ目に見える部分も続々と姿を...

まずは、横たわる半円形のスチールパネル。


奇麗なRに加工するため、小口には細かな切込み。


溶接しながら設置していくと...


吹き向け空間を垂直に貫き外部の大びさしを支える丸柱。

保育所らしい楽しげなカラーの塗装はこれから。

つづいて乳児室天窓。

暖かで優しい光が差し込みます。

ガラスが入れられていない為ブルーシートが掛かっていますが、乳児空間に必須の光は、ここから確保。ちなみに天窓は壁の開口の3倍程の明るさが得られます。
ただ、夏は暑すぎるのとお昼寝には明るすぎる為、水平カーテンで調整が可能な設計。

続いてこちら...

床の上に組まれた四角いなにか?
結構な大きさで現場でも巾ふたげ...
でも最終的には全く邪魔には成りません。

そう、こちらは保育室天井に埋め込まれる照明、吊り下げ状況はこちら。

既成の天井照明は価格がチョッとお高め...という事で木工事にてボックスを製作。
機器は安価なトラフを活用。

オープンな保育空間を視覚的に分離する目でデザインしたこの照明。
この後、更に2つ設置します。
床も模様張り(色の違う材料を張り分ける)を行い、壁は無くても園児が自分の領域を自然に認識できる空間計画。

他にも続々!

紹介は後ほど
ではまた...つづく

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実を結び

 この日も現場検査立会い。

確認したのは断熱材。

今回はデジタルノギスを用い、壁面にふいた、断熱材の厚みが図面指示どうりかを確認。
建物全体をまわり吹き忘れ箇所が無いかを目視確認していきます。

併せて乳児室の床暖配管の敷設状況も確認。

アールに加工された畳スペースの見切りが写真に写ってます。

丸窓、円形居室、丸畳に枠もまるな楽しげな意匠。

検査立会いもおわり、続々と姿を現す建築的見せ場を少し紹介。


こちらは中央部分吹き抜け、内装工事のための足場がこの後ばらされ1.2階を貫く大きな空間となります。柔らかな光を暗くなりがちな建物中央に導きます。

続いてこちら



外壁面に大きな丸窓を設置、園児からも周辺地域からもお互いが感じられる計画。


建物裏側では、チョッとかわいい屋外階段も設置の真っ最中。


この後、さらにもう一段Rが組上げられます。
以前、設計段階で紹介したルンルン階段がこちら。


下地施工の際に紹介してきた外壁面の凹凸意匠とエッジのデザインもようやく姿を...
まだパラペット笠木が取り付いていませんのでチョッと間が抜けてますがまずは紹介。

竣工に近づき、オーナー、施工者、設計監理ほか多数関係者の地道な苦労が実を結んでゆきます。
そのほか紹介は後ほど。

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オレンジ♪

今日は所内で、図面描き&印刷、図面折り。

現在設計中の短期入所施設の確認申請準備。


木造平屋で居室がからりとならぶこの建物、単調になりがちな廊下空間にハイサイドライトから柔らかな光がリズム良くそそぐ計画。

....っとまだ発注前物件なので詳しくは後ほど。

という事でいつもの中央保育園新築工事の現場実況報告。

ようやく足場もはずされ、外観があらわに。
まもなく園のサインが設置されます。


乳児室上部の四角垂トップライトもお目見え。

竣工に向け、内部空間の仕上工事も進みます。

隅をまるめて、アイボリー色に塗装した建具枠、これからオレンジ色の建具がはめ込まれます。

外部サッシの額縁もこちらの色。

園児が元気に遊び回る空間にふさわしく楽しげなカラー。


天井埋め込み照明にはこの後、乳白のカバーが設置されます。

吹き抜けのガラス手摺、丸柱などなど紹介は又次回!

ではまた
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4つの箱

由利本荘市の中央保育園新築工事も竣工間近。

現在は内装工事の真っ最中ですが、今日はようやく全体像が見えてきた外部を紹介。

ファサードに設けた大きな丸窓。

園児の元気な姿が前面道路からもうかがえる計画。


この建物は四角いボックス状の塊を全体の4隅に配しています。
発達段階にある子供たちが、容易に認識しできる、四角・丸・三角というプリミティブな形態をデザイン化し、親しみ易く、楽しげなものとしました。

設備がらみの通風孔やベンドキャップなど、普段は隠してしまいがちな要素もかわいらしいカタチの製品を採用する事で、ちょっとしたアクセントとして活用。

こちらがそれ

設備機器ルートや、機器位置を監理の際に、細かに配慮しながら計画的に外壁面を彩ります。


四隅のボックスを引き立たせる為、これらベンドキャップは一段凹ませた外壁面にのみ設置。

また、照明設備も出来る限りシンプルで形の面白いものを採用。

ボックス建物と自己相似形。

でこちらがそのボックス。

方向性をもった立方体を、東西南北にランダムに配置。

エッジは前にちょっと紹介しましたがひと工夫!

パラペットと取り合いも折り目正しく丹精でエレガントにデザイン。

つづいてこちら

ブログで何度か紹介してきた屋外階段。


楽しげに大きなアーチを描きます。

鉄骨が見え掛かる為、接合方法や箇所の調整には苦労。

そしてそして

物干し場テラス。

...とこちらはまだパンチングメタルがはまってない。


失礼こちらが完成形。

洗濯室のサービスヤードも兼ねています。

最後は建物にはまり込む大びさし。

全体を貫くように園庭に飛び出します。
これから屋根が葺かれ、先端のH鋼と丸柱に何回か登場した、ビタミンカラーのオレンジ塗装が施されます。床にはウッドデッキ、園児が楽しく遊ぶ姿が目に浮かびます。

まだまだ完成にむけ現場も監理も奮闘中!


ではまた
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